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ー外壁塗装と防水処理をする重要性とは?防水処理の種類も紹介ー

家を維持するためには、さまざまな大切なことがあり、外壁塗装もその一つです。外壁のメンテナンスでは、塗装工事をするときに、同時に防水処理も依頼することが、屋内へ水が浸入することを防ぐポイントとなります。

この記事では、外壁塗装に防水性のある塗料を使用する方法と、防水処理をするメリットを解説します。快適な居住空間を保つため、外壁塗装と防水処理の工事をしましょう。

 

外壁塗装と防水処理の重要な組み合わせ

外壁塗装では、塗装と防水処理を同時に行うことが一般的です。しかし、塗装と防水の違いや目的が、広く知られていない可能性があります。外壁塗装は主に建物の外観を保護し、建材を損傷から守るために行われます。一方で、防水処理は建物内部への水の侵入を防ぎ、長期的な損傷を避ける目的があるのです。

外壁塗装にはある程度の防水効果もありますが、時間とともに外壁や屋根の細かなひび割れから水が侵入しやすくなります。そのため、塗装だけでなく防水処理が必要です。

塗装工事を依頼すると、防水工事も行うようにすすめられることがあります。塗装だけの場合とくらべて費用が高くなることが一般的です。見積もりが予想以上に高い場合、防水処理の必要性に疑問を抱くのは普通のことです。疑問に感じたときには、業者に見積もりの詳細を丁寧に説明してもらい、防水の重要性を理解した上で工事を進めましょう。業者と信頼関係を築くためには、見積もり段階で業者としっかりコミュニケーションを取ることが大切です。信頼関係ができれば、工事がスムーズに進みやすくなるというメリットがあります。

建物の外壁塗装は、建築後約10年を目安に行うことが望ましいです。塗装と防水処理を同時に行うことで、外壁や屋根の雨漏りを効果的に防ぎ、建物のメンテナンスを効率的に行えます。また、工事を一緒に行うことで、足場の設置や撤去のコストを節約できるため、特に高所作業の屋根工事では大きなメリットがあります。また、同じ業者が両方の工事を手掛けることで、何か問題が発生した際にも迅速な対応が期待できます。

 

住宅防水工事の種類とその特性

住宅の屋根やベランダに適用される防水工事は、使用する素材によって、ウレタン防水、FRP防水、塩ビシート防水の3つのタイプに分けられます。この防水工事はそれぞれ異なる特性を持っているため、各タイプの特徴を理解して選ぶことが望ましいです。

ウレタン防水工事

ウレタン防水は、特定のウレタン系塗料を用いて行われる防水方法です。他の防水方法に比べて価格が低めなので、予算を抑えたいと考える方にとって理想的といえるでしょう。ウレタン防水では、塗料が均一に塗布されるため、表面に凹凸がある箇所でもしっかりと保護することができます。さらに、施工過程がシンプルなため、工事の所要時間を短縮できることが大きな特徴です。

ただし、耐久性については、ほかの防水方法とくらべて劣ることもあります。ウレタン防水の耐用年数は5年から7年程度とされています。特に高湿度の環境では、塗膜の剥離が発生しやすいという問題があります。湿度の高い日本の気候下では、塗膜が剥がれるリスクが高まるため、リスクについて十分に検討することが必要です。

FRP防水

FRP防水は、「Fiber Reinforced Plastics」を略したもので、繊維強化プラスチックを使用します。この防水方式では、FRP製のシートを敷設し、上からトップコートを塗ることにより施工されます。FRP防水は防水性だけでなく、構造の強度をも向上させるため、新築住宅のベランダなどで使われることが多い工法です。

FRP防水には多くのメリットがありますが、施工時には特有の臭いが発生すること、また時間の経過と共にひび割れが発生しやすいという点に注意する必要があります。また、ウレタン防水と同様に、高湿度の環境下では防水層の剥がれやすいというデメリットもあります。

塩化ビニールシート防水

ウレタンやFRP防水とは異なり、この方法では塩化ビニール製のシートを使用して防水層を形成します。塩化ビニールシート防水には、シートを接着剤で貼り付ける接着式工法と、接着剤を使用せずにシートを下地に一定間隔で固定する機械式工法と、2種類の施工方法があります。

塩化ビニールシート防水は防水工事の中で最も長持ちし、適切に施工された場合には、15年から20年にわたって防水性能を維持することができます。しかし、高い耐久性を得る代わりに、初期コストが高くなるというデメリットがあります。

また、塩化ビニールシートは温度変化に強いため、極端な気温の変動がある地域でも性能を維持しやすいことも大きな特徴です。また、UV耐性が高いため、直射日光が当たる屋上や露出部分の防水にも適しています。このため、メンテナンスの頻度が少なく、長期的に見てもコスト効率が良いと考えられます。しかし、施工には高度な技術が要求されるため、この工法を扱える施工業者は数が限られています。質の高い施工を確実に行うためには、信頼できる専門業者を選ぶことが重要です。

 

まとめ

家のメンテナンスには、外壁塗装と防水工事のどちらも必要です。外壁塗装は、家の外観を美しく維持するだけでなく、気候の変化や紫外線から外壁材を守る役割があります。一方で、防水工事は水が建物の内部に侵入するのを阻止し、構造的な損傷やカビの発生を防ぎます。これらの工事は相互に住宅の耐久性を向上させ、快適な生活を長期間持続させるために必要です。

外壁塗装と防水工事を同時に行うことで、両方のメリットを同時に得ることができ、特に雨季には水漏れリスクを減らす効果が期待できるでしょう。また、防水層を強化することで室内の湿度を適切に保ち、カビや菌の繁殖を抑えることにも役立ちます。

定期的な外壁塗装と防水工事は、将来に想定される高額な修繕費用を避け、不動産の価値を維持するための投資といえるでしょう。施工には最新の材料と技術を用いることがおすすめで、経験豊かな専門業者に工事を依頼し、計画的に進めることがポイントです。

適切な外壁塗装と防水工事を通して、長期にわたる快適で安全な居住空間を確保し、家族全員が安心して生活できる環境を整えましょう。家の美観と機能性を長持ちさせたい方は、コストを抑えつつ質の高い工事を、専門業者に相談してみてください。

2024.05.17